でも最後まで俺は俺のサッカーをやる。俺のサッカーはパワーだ!壁を蹴散らすぞ!翼…お前も蹴散らすぞ!

hamonhamon2006-03-11

ナルニア国物語
http://www.disney.co.jp/movies/narnia/shell_content.html
こいつを見に行きました。
んでー
かなりたくさん文句があるのでここに書きなぐろうと思う。
ネタバレなのでご注意を。
まあ、所詮は子供向けの映画であるといってしまえばそこまでの話なのだが、
本当に伏線の消化不良と心理描写の無さが目立ち、いちいち癪に障る映画であった。
まあ、簡単にストーリーを追いながらダメだししていくと
まず、時代背景は第2次世界大戦くらい?
とある一家がドイツ軍の空襲に襲われます。
んで、4人兄弟の次男が兄貴の警告を無視して戦場に行った父親の写真を取りに行って危険な目にあいます。なんとか空襲をしのいだ一家は母親を残し、田舎に疎開していきます。
ここで私が抑えておいたポイントは
・ドイツ軍
・戦場に赴いた父親
疎開した4人兄弟と残った母親
しかし、このあと、上記3つのポイントは丸投げです。
まったく関係ありませんでした。
疎開先でとある教授の屋敷に居候の身分になった兄弟たちは
かくれんぼをして遊びます。
んで、一番末っ子の女の子が衣装箪笥に隠れると
不思議な国に繋がっていました。そこがナルニア王国だったのです。
ナルニア国は白い魔女が支配する長き冬が訪れており、
なんでも4人のアダムとイブの子孫たちが平和をもたらすとかなんとかいう
予言が言い伝えられており、
魔女はその人間を捉えるために探し回ってました。
んで、ナルニア国に迷いこんだ兄弟の中の次男が
お菓子と魔女の甘いささやきに見事につられて
次々と魔女討伐軍の情報を漏らし、良い上半身裸体男と
良い狐さんとライオンキングが魔女によって殺されます。
まあ、ライオン以外は石化なんですけど。
石化という時点で大抵は最後に元に戻るんだろうなと予想がつくのですが
そのとおりです。
利用されまくって用済みになった次男は縛り上げられ人質になるのですが、
魔女討伐軍の奇襲作戦により救い出されます。
のこのこと帰ってきた次男は帰って一言
「やあ」
これだけの会話ですべてを許してしまうバカ兄弟
そして魔女軍VS討伐軍の戦いが始まります。
兄弟たちは途中何故か現れたサンタクロースにもらった
武器を所持しているのですが、
長男のもらった剣と盾はなにか不思議な力でもあるのかと思えば
これが本当になんの変哲も無いただの剣と盾で
長女のもらった「信じれば必ず当たる弓矢」なんて一度しか使わないし、
なんか効力もすごくうそ臭いし、次女のもらった短剣なんて使いもしません
長女と次女にいたっては戦争が始まり、長男と次男が戦場に赴いているのにもかかわらず、
ライオンキングの処刑された場所で寝落ちしているという緊張感の無さ。
これにはさすがに私もあきれてものも言えませんでした。
しかし、死んだと思われたライオンキングは
なんか「予言を正しく理解していればわかることだ死ははリセットされる」
とかなんとか一度もそんな予言のことなんて説明もでてないのに
いきなりご都合主義のようなことを言い出し、
復活します。んで、またご都合主義のように
ライオンキングの吐く息により石化された仲間たちは皆復活。
そのころ数で圧倒されていた討伐軍はライオンキングの復活させた
討伐軍の合流により逆転勝利。
ナルニア国に平和が戻ってきたというわけです。
兄弟たちはそれぞれが王となりナルニア国を治めることに
あの裏切り者の糞ガキの次男は「正義の王」としてえらそうにしてましたが・・・
すっかり良いご身分で浮かれた兄弟たちはナルニア国で数十年遊んで暮らします。
ある日思い出したかのように衣装箪笥の出入り口を訪れた四人は
おもむろにゲートをくぐります。
すると、子供の姿に戻り、時間はまったく流れていない現実に戸惑う4人。
そこに教授が現れ、何をしていたのだ?とたずねます。
長男は「どうせ信じないよ?」と問いますが
教授は興味心身な顔で「聞かせなさい」と言って
終了
・・・はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんていうか、
優柔不断な長男、腐った性根の次男、ネガティブ思考の長女、空気読めない次女、
キャラクター設定に問題ありのこの作品
もうディズニーの実写映画は当分遠慮することにします。